2020年8月23日(日)第56回調べるビーチクリーン@茅ヶ崎サザンビーチ

今回の調べるビーチクリーンの会場は茅ヶ崎サザンビーチです。ここでの活動は半年振りです。参加者は地元を中心に横浜方面からもご参加頂き25名となりました。今回も大き目なごみはほとんどなくプラスチックの小片が主なターゲットとなりました。昨日までの猛暑とは打って変わり、曇り空のもと涼しい海風を浴びながら有意義な活動ができたと思います^^

 


【実施概要】
実施日時:2020年8月23日(日)10:00-11:45
実施会場:茅ヶ崎中海岸(サザンビーチ)
参加人数:25名(内子ども3名)
活動内容:調べるごみビーチクリーン

 


【調べるビーチクリーン活動内容】
当会のスタッフが記録係となり5組のグループに別れて活動しました。まず各グループで自己紹介ややり方の説明など簡単なミィーティングをおこなったのち、グループごとに別れて、ごみを拾いながらその数を種類ごとにカウントしていきました。約45分の実活動で1,600個以上のごみを回収しました。(ごみ調査カードの集計結果は下部のグラフをご参照ください。)結果からこの活動では小さなごみ…それも普段は見逃してしまうほど小さなごみを熱心に拾ったことが判ります。ごみ拾い活動後の「ふりかえり」時間ではグループごとに今日の活動の意見をまとめ、最後に全体で共有しました。

 

ここで、「調べるごみ拾い」の意義・メリットをおさらいしておきます。
①ごみの状況を見える化して定量的なデータとできる。
②普及啓発活動時に実際の現場データとして活用できる。
③行政・企業等へ働きかける際の根拠とできる。
④参加者の啓発・チームビルディングに効果的で、活動の満足度アップに繋げられる。

 

ただ、ごみを拾うだけではその場だけの対処療法ですが、「調べるごみ拾い」は参加者の意識を高め、ごみの発生を抑制する根源療法を兼ねた活動です。参加者にとっては①~③は副産物かもしれませんが④はただのごみ拾いと比べて参加者にとってのメリットが高く、社会変容に繋げられる効果が期待できます。


【夏のボランティア活動体験】
今回は横浜から3名の高校生の方が参加してくれました。夏季期間中の課題としてボランティアへの参加が学校からミッションとして課されたようですが、もともとプラスチックごみ問題に対する関心が強かったようで、今回は自分の目で実際の現場の様子を見て、自らの手でごみを拾うというリアル体験でした。机上では判らない多くのことを経験値として持ち帰ってくれたものと思います。遠くからのご参加ありがとうございました^^

 

 

▼「ふりかえり」時の感想からの抜粋です。
・想像していたより、マイクロプラスチックの量が多かった。
・1時間ごみ拾いをしても拾いきれなかったのでより多くの参加が必要だと思った。
・この活動が広がればごみの分別などの注意喚起にもなると思った。

弊会ではボランティア活動の参加証明書も発行しますので必要な方はお気軽にご相談ください。


私たちは活動を通して、参加者にごみ問題を自分事化してもらい、自らのライフスタイルの変容に繋げてもらいたいと考えております。今回も参加者の方にごみ問題を実体験してもい、ほんの少しですが持続可能な社会の推進に貢献できたと思います。

 
今回の調べるビーチクリーンの集計データと参加者のアンケート結果です。今回沢山拾われたごみのワースト3はNo.1が2.5㎝以下の小さなプラ片/606個、No.2がタバコの吸い殻/322個、No.3が花火/309個でした。プラスチックごみは紫外線などの影響でどんどん細分化していきますので、劣化して小さくなる前に回収出来れば被害の拡大を少しでも防ぐことに繋がります。また、たばこと花火を放置するマナーの悪い人たちは放っておいてもいなくなりません。それ相応の法的措置が必要ではないでしょうか。

調べるビーチクリーンはごみを拾ってその場を綺麗にするだけではなく、参加者の知識欲を誘発することで、参加者の方に大きな満足感を持っていただくことが出来ると考えています。次回は9月13日(日)に片瀬西浜で行う予定です。皆さまのご参加をお待ちしております。

ご参加頂いた皆さま、お疲れさまでした^^