2020年3月20日(金・祝)第51回「調べるビーチクリーン@辻堂海岸」

今回は新型コロナウィルス対策として体調の悪い方には参加をご遠慮頂き、規模を縮小して開催しました。

日時:2020年3月20日(金・祝)8:00-10:30
会場:辻堂海岸正面
参加者:30名(大人21人/子ども9人)

前日の天気予報は強風の予想でした。
開催可否をジャッジするために日の出時間に海に赴いてみると予報通りの強風で開催を少し迷いましたが、
とてもきれいな朝日と富士山を見ることが出来てやることに決めました。

 

開会30分前に目印のノボリバタを設置して、
参加者の皆さんを待っている間もノボリバタがバタバタとなびき飛んでいきそうなくらいの強風でした。
(最頃オリジナルのノボリバタが見当たらずかながわ海岸美化財団さんのものを使用しています 汗)

  

そんなコンディションのなか、地元の方を中心に30人の方に集まって頂きました。
今回は調査カードを使用しての「調べるビーチクリーン」は諦めて、
紙コップに入る位の小さなサイズのごみをターゲットにした活動に変更して行いました。

 

参加者の皆さんに紙コップを配布し、
木っ端があるところにマイクロプラのような小さなごみが混ざっていることをお伝えしました。
集合場所から左右100mほどを活動エリアとし、約45分のあいだ屈んだ姿勢で活動して頂きました。

活動時間終了後は「ふりかえり」の時間として、
5~6人くらいのグループに別れ、今日の活動の意義や感想をだしあってもらい、
最後に参加者全体でグループごとの内容を発表して頂きました。以下にその内容をご紹介します。

 
【ふりかえり内容】
5グループのそれぞれの意見をご紹介します。

1.多かったごみや気になったごみはなんですか?
プラスチック、すいがら、ワイヤー、発泡スチロール、キャップ、ストロー
プラスチックの青い破片、針金、すいがら、ペットボトルのフタ
タバコのフィルター、ストロー、洗濯ばさみ、レジャーシート片
プラスチック類、タバコ、針金、お菓子の袋、ストロー
タバコのフィルター、針金、プラスチック破片、ペットボトルのフタ、BB弾

2.なぜそれらのごみがあったと思いますか?
ポイ捨て/川から流れてくる/台風
ポイ捨て(おじさんかも)/無意識に飛ばしているかもしれない
遊びに来て捨てたごみ/ポイ捨て/意外と流れついたものは少ない
海からの漂着
海岸に来た人が捨てた!/流れてきた?

3.それらのごみがあるとどのような影響があると思いますか?魚がたべる/ケガする/気分が落ち込む/汚れているから良いと思ってしまう
魚が食べて影響がでる/傷・ケガの原因
マイクロプラスチックになる/タバコはニコチンがどう影響するか気になる
魚・カメが食べると死んじゃう/ごみが多いと気分が悪い
魚やクジラが食べて死んでしまう/それらを食べた魚を食べる人にも害がでる

4.それらのごみを減らすにはどうすれば良いと思いますか?ペットボトルはリサイクルする/プラスチック用品をなるべく使わない
ビーチクリーンをする/リサイクル/分別する/持って帰る
持ち帰ればよい/粉々になる前に拾う
川からの漂着を防ぐ/プラスチック製品を使わない/レジ袋をもらわない
固い意志をもって汚さない/捨てない

5.今日の感想や抱負を教えてください地道に参加することが大事/家にいるよりリフレッシュ・ストレス解消になる
風が強かった/一見綺麗に見えるけど小さな破片が思ったより多かった
たまに参加したい/遊びに来たら必ずごみは持って帰る
楽しかった/寒かった/暑い時に来たい/疲れた/またビーチクリーンしたい
大きなごみが意外と少なく、細かいプラごみが多いことに気ずかされた

【アンケート内容】
1.今日の活動の満足度
大変満足/14人、満足/12人、普通/2人、やや不満足/0人、不満足/0人、不明/2人

2.またこの活動に参加したいと思いますか?
したい/26人、出来ればしたい/4人、何とも言えない/0人、多分しない/0人、しない/0人

3.年齢構成
中学生以下/4人、高・大学生/1人、~39才/5人、40~59才/10人、60才以上/2人、不明/8人

ビーチクリーン活動後は希望者向けにごみ問題の学習会を行いました。
30年前のラバーダック流失事故が海流調査に役立ったというトリビアは受けが良いようです(笑)

 
今回もPig's backさんにスペースをお借りしたうえ、美味しいスープまでご馳走して頂きました。
辻堂海岸にお寄りの際は是非ご利用ください! 看板犬のノエルがお出迎えしてくれます♪
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140403/14067792/

 
当日は新型コロナウィルスが世の中を覆いつくし、日本全体が暗い沈んだ雰囲気に包まれていました。
そんな中、ご参加頂いた皆さま、大変ありがとうございました。
青い海や広い空の下での活動で少しでもストレスを解消するお手伝いが出来ていたら嬉しいです。

当会はミッションとする環境問題改善に対して、ステレオタイプに流されず、
しっかり事実を見極め、自ら考えて行動することを心掛けておりますが、
この新型コロナウィルス対応に関しても同じような対策を取ってまいります。

次回は4月に茅ヶ崎のサザンビーチでの開催を予定しておりますので宜しくお願いいたします。