長引くコロナ禍によって3年ぶりの開催となりました!
久しぶりの開催に不安もありましたが沢山の笑顔に出会うことが出来て本当に良かったです♪
「海で遊び、海を大切にする心を育む」ことをテーマにしたこのイベントの活動報告をいたします。
クリーンエイド地引網 実施概要
内容:地引網、ビーチクリーン、紙芝居、クイズ大会、ワークショップ、サンダル飛ばし
日時:2022年9月25日(日) 8:00-13:00
場所:殿網(片瀬西海岸)
参加:125人(大人80人、子ども45人)
会費:大人2,000円、子ども500円
【第一部】ビーチクリーン
この日も海岸には大きなごみは少なく、一見すると綺麗な状態の海岸でした。
なのでこの日は「マイクロプラスチック」のような小さなごみをターゲットにした、
10000ピースプロジェクトという名前が付けられたビーチクリーン活動を実施しました。
例え目に付きやすい大きなごみは少なくても良く見ると海岸には小さなごみが散らばっています。
10000ピースプロジェクトは1㎡に仕切ったエリアからごみを取りきる活動です。
今回は2~4人1組のチームで※1レジンペレットと呼ばれるマイクロプラスチックの回収数を競う、
ゲーム性を取り入れた活動としたので皆さん真剣に取り組んでくれました。
上位3チームにはマイボトルやエコバックなど環境に配慮した賞品が授与されました。
優勝したチームはなんと25粒ものレジンペレットを回収していました。
※1レジンペレットはプラスチック製品の中間原料です。
透明や乳白色で1~3㎜程度の粒状のものです。
もともと5㎜以下に作られたプラスピック製品が自然界に流出したものを1次マイクロプラスチックと呼びますが、
レジンペレットは1次マイクロプラスチックの代表格的な存在です。
【第2部】海の紙芝居
ビーチクリーンのあとはビーチクリーンの「ふりかえり」を兼ねて紙芝居を上演しました。
ペットボトル、レジ袋、おもちゃのスコップが不本意な経緯でごみとなってしまい、
それぞれが自然界で冒険を繰り広げるという内容のお話しです。
少し切なくて身につまされるストーリーの紙芝居を大人も子どもも熱心に鑑賞してくれていました。
【第3部】おさかなクイズ大会
続いては、地引網で実際に獲れるかもしれないような、あ身近なお魚の生態などを問題にしたゲーム大会を行いました。
二択形式のクイズ大会で、正解した人にはお菓子をプレゼントするなどして大いに盛り上がりました。
【第4部】地引網
そしていよいよ本日のメインイベント「地引網」です!
漁師さんが朝のうちに沖に仕掛けておいた網を参加者全員で砂浜に引っ張り上げます。
このリアルな漁業体験は子どもたちだけではなく大人の方たちにとっても貴重な体験でしょう。
地引網は楽しみながら自然や生きものの命の大切さを実体験することが出来ると思います。
この日は残念ながらアジやサバなどの日頃良く食べているようなお魚を沢山獲ることは出来ませんでしたが、
鯛やヒラメ、そして伊勢海老などの高級魚が獲れて驚きました。
高級魚はお持ち帰り希望者でじゃんけん大会を行って誰が持って帰るかを決めて、
小魚は希望者全員に均等になるように別けてお土産としてお渡ししました♪
参加者からお料理の写真を頂きましたが美味しそうです^^
【第5部】サンダル飛ばし大会&ワークショップ
最後のプログラムはサンダル飛ばし大会と小物作りなどのワークショップです。
サンダル飛ばしは子どもの部と大人の部の2部制で男女混合の3人づつが競うトーナメントを行いました。
サンダル飛ばしは脚力はあまり関係ない男性と女性が互角に戦える砂浜ならではの楽しいゲームです。
皆さん、一合一会の一発勝負を真剣になって行いましたが、
ちょっとした加減の良し悪しで上手く飛ばせたり失敗したりするので大いに盛り上がりました。
ワークショップは海岸漂着物の貝やビーチグラスを使った小物作りと、
マイクロプラスチックを使用した万華鏡作りの2種類を用意しました。
女性や子どもたちを中心に思い思いに作品作りを楽しんで頂きました。
ご参加頂いた皆さま、有難うございました!
私たちはもっと多くの人に海に遊びに来て海に親しんでもらいたいと思っています。
その体験がやがて海や自然を大切にする心を育(はぐく)んでいくと思っています。
環境問題は頭で考えるだけではなく、肌で感じる実体験が重要だと考えこのような楽しいイベントを運営しています。
来年は5月の開催を予定しております。
その時にまた、皆さまと一緒に海で楽しく過ごせることを楽しみにしています!!
See you at next !