神奈川の自然海岸150㎞をビーチクリーンしながら踏査するビーチクリーン駅伝2022を完遂出来ました!
活動結果が取り纏まりましたのでご報告をいたします。
◇活動目標
Ⅰ.連続的な活動で広域のごみを一掃
Ⅱ.ごみの状況・地勢的特色の把握
海岸ごとのごみの回収量を集計しごみの状況を把握
ごみ回収量の経年変化から地勢的、人流的な特色を把握
Ⅲ.ボランティア活動のワンボイス化
活動を通して参加者間の絆を深め知見や意識の共通化
現場で出会った人々と繋がりコミュニケーション化
※神奈川の海岸全体の効果・効率的な環境保全体制の確率を目指した活動です!
◇結果概要
■総移動距離:約150km(13市町)
■実活動距離:52.4km
■実施海岸数:101海岸(対象104海岸)
■実施期間:2022年10/1~11/6(11日間)
■延べ参加者:132人
■ごみ回収量(30ℓ袋換算):593袋(可燃/485袋、不燃/109袋)
■ペットボトル:2,912本 ■レジ袋:443枚
◇活動実施・支援体制
■主催:(NPO)湘南クリーンエイドフォーラム
■後援:(公財)かながわ海岸美化財団
■助成:(株)エフピコ
■寄付:日本プラスチック工業連盟
◇分析・データ
◇活動の様子
■パート1
10/1(土) 走水海岸(横須賀市)~久里浜(横須賀市)
■パート2
10/2(日) 金田(三浦市)~野比(横須賀市)
■パート3
11/6(日) 松輪(三浦市)~城ヶ島(三浦市)
■パート4
10/9(日) 諸磯(三浦市)~冨浦(横須賀市)
■パート5
10/15(土) 佐島(横須賀市)~逗子海岸(逗子市)
■パート6
10/16(日) 材木座(鎌倉市)~辻堂海岸(藤沢市)
■パート7
10/22(土) 辻堂海岸(藤沢市)~袖ヶ浜(平塚)
■パート8
10/23(日) 袖ヶ浜(平塚市)~袖ヶ浦(二宮町)
■パート9
10/29(土) 袖ヶ浜(二宮町)~酒匂川左岸(小田原市)
■パート10
10/30(日) 酒匂川右岸(小田原市)~江之浦(小田原市)
■パート11
11/5(土) 岩(真鶴町)~千歳川左岸(湯河原町)
◇活動報告・連絡会
ビーチクリーン駅伝2022の活動報告と来年の計画を話し合う会を開催しました。
日時:2022年12月4日(日)14:00‐16:00
場所:Cafe Grand Line(藤沢市)
参加者:11人
◇2022年活動の総括
今年も大きなトラブルなく無事に完遂できましたことをすべての関係各位の皆さまに感謝いたします。
今年は各パートのスタッフ数を3人に絞ぼり、昨年よりも各スタッフの責任と権限を増しました。
試行錯誤する部分もあったと思いますがスタッフの運営能力アップに繋がったものと信じます。
ごみの回収量は一昨年、昨年同様に少なかったです。
パート別の回収量をみるとパート2、7,10の回収量が特出したW型の回収量で例年の傾向と同じでした。
ごみの量は地勢と人流の2つのファクターと関係があり、台風など特殊な風波状況に大きな影響を受けます。
今年は9月末に台風が発生し関東エリアに接近したので大量のごみが漂着した状況での開催を期しましたが、
微妙なタイミングのズレもあって、今回の活動も大量のごみ回収には繋がらならず、その点は残念に思います。
「日本一長い」を謳い文句にしたこのビーチクリーン駅伝も今回で6回目の開催となりました。
今回はこれまで未開拓だったパート8の大磯ロングビーチ周辺エリアでもしっかり活動することができてスキームはほぼ確立されました。
次回はこの活動の最終目標である「広域での効率的な保全体制の確立」にも注力していきたいと考えています。
この活動はスタッフの知見、先見力、リーダーシップが成功の要であり、そのための事前準備が大切です。
今回はこれまで以上にその事前準備に時間と労力をかけ一定の成果を得ることが出来ました。
ただ失敗を共有しPDCAを回す点、スタッフ業務の平等な分担などに課題が残ったとも考えております。
次回はその点を踏まえてスタッフ体制を更にブラッシュアップしていきたいと考えております。
今回のスタッフ、参加者、応援してくれた全ての皆さま、この活動を今後もより良くしていくために、
引き続きご支援頂けますようお願い申し上げます。
(NPO)湘南クリーンエイドフォーラム代表理事 五十嵐実