1. 調べるビーチクリーン
調べるビーチクリーンとは?
ごみを拾いながら、ごみを種類ごとにカウントして海ごみの動向を調査する活動です。活動の最後には「ふりかえり」という内省時間を設け、参加者同士でごみの発生要因と発生抑制対策を考察することがこの活動の特徴です。
この活動は、ごみを拾って海岸を綺麗にするだけではなく、参加者にごみ問題を「自分事化」し、自身の行動変容のキッカケとしてもらうことを目的としています。また、グループに分かれて役割分担をしてもらうことで、参加者同士の交流を促進させ、コミュニケーションの輪を広げることを目指しています。
これらの活動で得られたデータを集積・分析して普及啓発活動に役立たせるほか、他セクターとの話し合いの場で定量的なデータとして活用しています。
活動のながれ
スタッフのレポート
小西 麻里さん
調べるビーチクリーンはごみを拾うだけでなく、拾ったごみを分類しカウントします。その後、「どうしてこのごみが海岸にあるのか?」「どこから来たのか?」と「ごみが発生する原因」まで遡って分析します。そうすることによって、参加者は「生活の見直し」にまで思考を進めていくのです。「なんで吸殻が海にあるのかな?」「もっと綺麗にしたいね」と目をキラキラさせてごみ拾いをしてくださる人々を見ると心から嬉しくなります。「また参加します」そんな風に言っていただけることが私達の原動力になっています。
西上 均さん
ビーチクリーンは天候はもちろんコロナの感染状況で開催可否を判断するようになりました。そして開催時にはマスク着用や手指消毒を徹底し、密を避けるよう十分気を付けています。最近は、ご家族連れの参加も目立ち、子どもたちはまるで宝探しのように一生懸命ビーチを歩き回っています。ごみ問題に少しでも関わりたいと積極的に参加される方が増えて嬉しく感じています。でも、あまり堅苦しく考えずに湘南海岸での遠足気分でお友達も誘って楽しく参加して頂ければと思っています。