【報告】2022年5月29日(日)SHONAN530(湘南海ごみゼロ)

(NPO)湘南クリーンエイドフォーラムは(NPO)海さくらと日本財団が共催する「海と日本プロジェクト」の一環として開催された「SHONAN530」というイベントで、株式会社SHIPSさまと協働して辻堂海岸東会場の運営を担いました。イベント全体としては藤沢市の海岸を辻堂海岸を皮切りに片瀬東海岸までビーチクリーンしながら移動するというもので各会場の累計参加者は2000人以上となりました。


【辻堂海岸東の活動概要】

日時:5月29日 (日) 11:00-12:00
参加者:407人
場所:辻堂海岸正面
活動エリア:432㎡(36mx12m)
共催:株式会社SHIPS
協力:日本プラスチック工業連盟

今回は1㎡を区切ってその中のごみをザルなども使って取り切る活動「10000ピースプロジェクト」を400人ほどの参加者で行いました。そして現在、欧州などで改めてその流出被害が注視されつつあるレジンペレット(プラスチック製品の中間原料、1次マイクロプラスチック)をターゲットにした「ペレット拾いゲーム」を行いました。

受付を済ませた参加者へ、以前の活動で拾ったレジンペレットや日本プラスチック工業連盟さまから頂いたサンプル見本を使って、レジンペレットとはどういうものか簡単に説明しましたが、「マイクロプラスチック」という言葉は知っていても「レジンペレット」を知っている参加者は殆どいない状況でした。

今回の活動では参加者を4~6人ほどのグループに別け、グループごとに1㎡エリアを20分ほど掛けて綺麗にしてもらいました。ゲームはレジンペレットを22個拾ったグループが優勝しましたが、イベント全体では189個のレジンペレットが回収されました。今回、サンプルを提供して頂いた日本プラスチック工業連盟さまは自然界に流出したレジンペレットの製造時期や原産国を調べる調査に動きだすようで、当会も今後、レジンペレットの動向を定期的な活動で調査することを検討したいと考えております。

 
 
 
   
 
v 
 
今回は(NPO)海さくらとコラボしてコロナ禍下では出来なかった大規模な活動が出来ました。普段の当会の活動へ参加される方たちはもともと環境保全意識が高く知識も豊富な方が多いのですが、今回の参加者はごみ拾い活動を環境保全活動と固く捉えるのではなく、海岸で行われるなんだか楽しそうなイベントとして遊び感覚で来ている方が多かったように思います。そのような方たちに今回のイベントを1歩前に踏み出すキッカケにして貰えたら嬉しいです。